ゆ……雪女!?

 これは、中学の時のお話です。

 季節は今頃でしょうか……英語の時間でした。

 先生が、黒板にカツカツと英文を書いていると、

 トントン……トントン……

 と、扉を叩く音が。

 「……?」

 走らせていたチョークを止め、先生は音のする方を振り返りました。

 生徒たちも隣席の人と顔を見合わせ、教室内は次第にザワザワとしだしました。

 「…………」

 先生は怪訝な顔つきで扉の方へと歩いていき、横開きの扉を勢いよく開きました。

 しかし、廊下には誰の姿もありません……。

 どのクラスも授業中なので、し~ん……と静まり返っています。

 首を傾げながらも、先生は授業を再開しました。

 中断した英文の続きを黒板に綴り始めますが、

 トントン……トントン……

 と、再び扉を叩く音が聞こえてきました。

 ノートから顔を上げた生徒たちと視線を交わし、先生はそろそろと扉に近づきいていきました。

 そして、ガッと扉を横に引きました。

 しかし、やはり廊下には誰もいません。

 代わりに、

 びゅお~……!!!!!!

 という音とともに、一陣の風が廊下を吹き抜けていきました……。

 「な、なんだ……? 雪女か……(゜ロ\)」

 その言葉に、生徒たちは「あはははは」と笑い声を上げましたが、何処か寒々しい空気が流れていました。

 何と言うか、ジャパネスクホラーでしょうか……風の音だけでも怖いと言うような……。

 風じゃない可能性も残されていますしね……(* ̄ー ̄)ぇ



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by hiiragi-rikka | 2013-05-08 23:15 | 日常